世界初!犬がソニーの犬型ロボット「aibo」を“生き物”として認識する

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実に面白い…。(眼鏡クイッ)

 

ソニー株式会社(以下、ソニー)は人とロボットが「共生」する社会の実現を目指し、

 

人と生活を共にする身近な存在である「犬」と犬型ロボット「aibo」の、世界初となる共生の可能性を探る実験を実施。

 

哺乳類動物学者の今泉忠明先生の監修の下行われました。

 

 

ソニーの犬型ロボット「aibo」と犬の共生の可能性を探る実験動画

 

 

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異なる犬種のもと実験

 

当実験は、犬種・年齢の異なる犬と飼い主計10組が参加し、aiboとのファーストコンタクト時の犬の反応を観察。

 

 

その結果、13匹中9匹の犬がaiboに近づき匂いを嗅ぎ、そのうち6匹がaiboのお尻の匂いを嗅いだのだそう!

 

 

そしてaiboに対する反応は犬によって異なり、仲良くなりたそうにする犬もいれば警戒して遠巻きに見る犬、興味が薄れる犬など様々でした。

 

 

 

 

その後、飼育形態の異なる3組を選出し、aiboとの2週間の共同生活を送ります。

 

この実験の結果、非常に面白い結果が導き出されたようです!

 

犬がaiboを犬として認識!!

 

その結果とは、なんと犬がaiboを犬として認識したという事!!

 

一般的に、犬は自身以外の物体(得体の知れないもの)を認識した際、「興味がある」「怖い」など様々な感情を抱き、その物体に対して「生き物」なのかそうではないのかを、匂いを嗅いだりして判断していくといいます。

その中で今回の実験では、犬とaiboが一緒に過ごしていく中で“同じ姿勢を取る”という行動が見られました。

 

これはaiboを「物」ではなく「生き物」として判し、仲間として認識している可能性が高いと言えるそうで、犬型ロボットと犬の共生の可能性が高いと思われる結果となりました。

 

 

aiboを「順位付け」することも!

 

さらに、共同生活を行なっているうちに犬はaiboのことを「順位付け」することもあったのだとか!

 

 

まず最初に警戒心や嫌がらせの行動が無くなり、aiboと一緒に遊ぶようになったり犬のテリトリーにaiboが入っても怒らないなど、犬に変化が生まれました。

 

 

犬の社会性は、どちらが強いか・弱いかの優劣をはっきりさせた繋がりの社会なので、ちょっかいを出しても思った通りの反応をしないaiboの上に犬が立つことになります。

 

 

犬は自分より下の存在がいることで安心感を持つため、aiboの存在が犬にとっては毎日近くにかわいい部下・後輩が側にいることと同等になり、精神的に快適に生活しやすくなると考えられる

といいます。

 

犬型ロボットと犬の共生の可能性は「十分ありえる」

 

今回の実験に対し、今泉先生は「犬型ロボットと犬の共生の可能性は『十分ありえる』」とコメント。

 

本来犬を自宅においての外出等は好ましくありませんが、aiboを置くことで、犬にとって「いつも側に遊び相手いる」環境となりますので、そういった面でも犬を安心させることができると言えそうです。

 

aiboとの共生により、犬に「思いやり」に近しい感情が育まれ、犬の成長につながる可能性を、今回の実験で感じることができました。

 

などと語っています。